意外と知られていないRecap 動詞と名詞の使い方

Recapの意味

Cimplex Marketing Group Inc.はロサンゼルスに拠点を置き、グローバル事業を展開する日本企業を市場調査とマーケティングの分野で支援する日系の会社です。 

ビジネスの場でrecapという単語をよく使います。日本ではrescheduleのことを「リスケ」と言ったりしますが、recapはカタカナ語として使われていないようですね。

1)は会議に頻出する表現です。Recapは「要約する、概要を繰り返す」を意味する動詞 “recapitulate” の省略で、ビジネスやニュースなどでよく使います。

1) Let’s recap.
(要点をまとめましょう)

2)のように他動詞としてitのような目的語を伴うこともあります。例えば、話が長くてややこしくなった時にこう言うと相手が安心しますね。

2) I’ll recap this later.
(私が後で要点を繰り返します)

「要点をまとめる」としてoutlineという動詞もあります。確かに日本語の意味は類似しますが、2つの単語は使い方が違います。Recapは「再びcapitulateする」ということですから、後になって振り返る行為を示します。また、outlineが主に文書の要約を指すのに対し、recapは口頭でのコミュニケーションの要点をまとめる意味が強いと思います。

3)は、英語のニュース番組でよく聞く表現です。ここでのrecapは「要点を振り返ること」という名詞で、recapitulationの省略です。

3) Here is today’s recap.
(今日のニュースのまとめです)

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動詞としてのOutline

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Miyuki Sato

ロサンゼルスに拠点を置くマーケティング会社、Cimplex Marketing Group, Inc.の代表。専門は市場調査。在米20年以上、英語学習の本を4冊出版している。当ブログではビジネス英語に関する記事を多数投稿。